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水は命の一番そばにいる。
と、おじいちゃんは言った。
わたしが、
「どうして、わたしたちは生きているの?」
と、聞いた時のことだ。
おじいちゃんは、
「水に聞いてみなさい。水は命の一番そばにいる」
とだけ教えてくれた。
それから、水を飲む時、手を洗う時、お風呂に入る時、それ全部が答えを聞くための時間になった。
雨の日は、傘を持ってお散歩に出た。空から来た水なら、何か教えてくれると思ったからだ。
家族旅行は、たくさんの水がある海か、水がまったくない砂漠に行きたいとお願いした。
海や水族館にはたくさん行けたけど、結局砂漠には一度も連れていってもらえなかったな。
答えを待ってるだけじゃダメかもと思って、水を勉強するようになった。
それから十数年後、わたしは海洋学者になっていた。
答えはまだ聞けていない。
だから今も、雨の日はお散歩の日なのだ。
と、おじいちゃんは言った。
わたしが、
「どうして、わたしたちは生きているの?」
と、聞いた時のことだ。
おじいちゃんは、
「水に聞いてみなさい。水は命の一番そばにいる」
とだけ教えてくれた。
それから、水を飲む時、手を洗う時、お風呂に入る時、それ全部が答えを聞くための時間になった。
雨の日は、傘を持ってお散歩に出た。空から来た水なら、何か教えてくれると思ったからだ。
家族旅行は、たくさんの水がある海か、水がまったくない砂漠に行きたいとお願いした。
海や水族館にはたくさん行けたけど、結局砂漠には一度も連れていってもらえなかったな。
答えを待ってるだけじゃダメかもと思って、水を勉強するようになった。
それから十数年後、わたしは海洋学者になっていた。
答えはまだ聞けていない。
だから今も、雨の日はお散歩の日なのだ。
青春
公開:20/06/30 21:04
雨
水
命
海
まずは、こんにちは。
練馬区で活動中の、趣味の絵描きです。
小説・脚本なども執筆してます。
【番号なし】 用語・設定解説
【Ⅰ】 連載作品『WonDer BroS』 探偵と怪盗の対決が娯楽化した世界での物語。
【Ⅱ】 短編連作『Story Of Dri(P)Party』
【Ⅲ】 連載作品『根源悪の牧場』 戦争による差別と弾圧に支配された世界での物語。
【Ⅳ】 連載作品『ドライワンダーに遣う』
【001~】 短篇集『short TaleS』
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