耽溺
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私たちの出逢いは億千万の胸騒ぎだった。
細い首で深い胸。長い足は程よく筋肉質。しっかりした鼻筋。アーモンド形で少しつり上がった目。肩を揺らしながら堂々と歩く様は、野性的で異国の情緒溢れる雰囲気。
その姿に見惚れていると、彼が顔を上げた。目が合う。じりじりと、彼がこちらに近づく。思わず身構える私に、彼はそっと寄り添った。
見た目に反し、性格は甘えん坊らしい。母性本能をくすぐられ、あっさり恋に落ちた私は、彼とあつい夜を過ごした。
最初は月一回と決めていた。自分の身をわきまえ、つかず離れずの距離を保ちたかった。日々の生活で精一杯な私が、彼と釣り合うはずがない。
それが半年後には週二回に増え、一年たった今では二日に一回という頻度となっていた。
もう彼なしでは生きていけない。私は一線を越えた。
我が家に迎え入れた彼は、サバンナキャット。希少でお高い猫だけど、生命(いのち)のときめきエキゾチック。
細い首で深い胸。長い足は程よく筋肉質。しっかりした鼻筋。アーモンド形で少しつり上がった目。肩を揺らしながら堂々と歩く様は、野性的で異国の情緒溢れる雰囲気。
その姿に見惚れていると、彼が顔を上げた。目が合う。じりじりと、彼がこちらに近づく。思わず身構える私に、彼はそっと寄り添った。
見た目に反し、性格は甘えん坊らしい。母性本能をくすぐられ、あっさり恋に落ちた私は、彼とあつい夜を過ごした。
最初は月一回と決めていた。自分の身をわきまえ、つかず離れずの距離を保ちたかった。日々の生活で精一杯な私が、彼と釣り合うはずがない。
それが半年後には週二回に増え、一年たった今では二日に一回という頻度となっていた。
もう彼なしでは生きていけない。私は一線を越えた。
我が家に迎え入れた彼は、サバンナキャット。希少でお高い猫だけど、生命(いのち)のときめきエキゾチック。
その他
公開:20/06/29 23:55
距離感が近いサバンナ
スクー
まったり。
2022年…3本
2021年…12本
2020年…63本
2019年…219本
2018年…320本 (5/13~)
壬生乃サル(MiBU NO SARU)
Twitter(@saru_of_32)
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