遅刻しなかったで賞

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僕は走っていた。
今日、遅刻しなければ、1年間遅刻しなかったで賞がもらえるのだ。
そんな日に寝坊してしまった。だが、急いで行けば間に合う時間、僕は諦めずに走った。

よく吠える犬を飼っている家の前へ来た。
いつもなら、その家のおじいさんが犬を連れて散歩している時間帯なんだが、なぜか今日は散歩に行っていない。
「ワン!!ワン!!」
予想どうり吠えた。僕は怖かったが全力で走った。

様々なピンチを切り抜け、何とか学校のすぐ近くまで来た。
そこにいたのはラスボス。
世間話の好きなおばさんである。
「あらぁおはよう、今日はいい天気ね、そういえば昨日ね、」
このラスボスをどうやって通り抜けようか…
試行錯誤しても、何も思いつかない。
終わったか…

その時、奇跡が起こった!

プルルルル…
おばさんの家の電話が鳴ったのだ。
僕は全力で走った。

校門は閉まっていた。
とある日曜日の出来事である。
その他
公開:20/06/29 19:31

KEITA

小学5年生です。
最後の一文を読むまで結末が分からないショートショートを描きたいです。

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