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S社の商品企画部の、中間(なかま)課長の部下、阿多茂君と伊武君は、ライバル関係にある。
新製品の企画も、相手の案をけなし、互いにつぶし合うのが常だ。
今回の新企画でも、各々全く違う内容を出してきた。
また批判合戦か、と課長は憂鬱だった。
2人の書類を留めようと彼が備品室に行くと、丁度アスクルの調達が遅れ、クリップが品切れ。
総務のセリさんに言うと、彼女は手持ちの備品を出してくれた。
取引先のハマヤが製作した「マインド・クリップ」という試供品で、表面が笑顔のガチャ玉のような物だ。
中間さんは部下2人の書類をそれで留め、部内の机に置いた。
次の日。その机で阿多茂君と伊武君が、その書類を見て熱心に話し合っている。
そんな光景は初めてで、周りの皆は驚いた。
そこで中間課長は2人の案を1つにまとめ、新商品の企画を作った。
コレは売れそうだ、と彼は思った。
課長の勘は、よく当たるのだ。
新製品の企画も、相手の案をけなし、互いにつぶし合うのが常だ。
今回の新企画でも、各々全く違う内容を出してきた。
また批判合戦か、と課長は憂鬱だった。
2人の書類を留めようと彼が備品室に行くと、丁度アスクルの調達が遅れ、クリップが品切れ。
総務のセリさんに言うと、彼女は手持ちの備品を出してくれた。
取引先のハマヤが製作した「マインド・クリップ」という試供品で、表面が笑顔のガチャ玉のような物だ。
中間さんは部下2人の書類をそれで留め、部内の机に置いた。
次の日。その机で阿多茂君と伊武君が、その書類を見て熱心に話し合っている。
そんな光景は初めてで、周りの皆は驚いた。
そこで中間課長は2人の案を1つにまとめ、新商品の企画を作った。
コレは売れそうだ、と彼は思った。
課長の勘は、よく当たるのだ。
その他
公開:20/06/28 14:56
更新:20/06/28 23:39
更新:20/06/28 23:39
ハマヤ
雑貨関連の仕事をしています。こだわりの生活雑貨、インテリア小物やおもしろステーショナリー、和めるガラクタなどが好きです。
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