おんなごころ

｢いつ触っても、お前の毛ってサイコーだよな。一度なで始めると癖になってやめられない｣

(レディーに向かって毛深いとか失礼しちゃう。でもなでられるのは嫌いじゃないわ)

｢お前ってさ、けっこう目がデカいよな。まあ、それも魅力なんだけどさ｣

(それってほめてるの？)

｢しっかし、お前ってわがままだよな。もっと俺が触りたい時に触らせろよ｣

(それってどっちがわがままなのかしら？)

｢自分に都合がいい時だけ擦り寄ってくるのってずるくないか？｣

(甘えたい時とそうでない時があるのよ。女心をもっとわかりなさい)

｢いっつも思うんだけどさ、お前さ、乳首丸出しだよな。恥ずかしくないのか？｣

(もう、ばか！ わたしはラゾクなの！ 服なんかわずらわしい)

｢あーあ、お前がホントに女だったらなあ……｣

｢にゃあ♪｣