モトクロス!
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俺の趣味はモトクロスだ。毎週日曜日になると、オフロードバイクコースへ行く。競技用のバイク(モトクロッサー)は公道を走れないので、ワゴン車の荷台に乗せて運ぶ。
コースに着くと、さっそく防護具を身につけてバイクに股がった。砂地を走り出すと、平滑なアスファルトとは違う粗い反応がタイヤから伝わってくる。さらに予測不能の起伏が車体の姿勢を危うく崩し、俺はバランスを保ち続けることに苦心する。さながら暴れ牛に乗っているような気分だ。瞬時の判断ミスが思いがけない事故に繋がることもある。まさに恐怖と隣り合わせの競技だ。しかし、だからこそ大地への征服感があるとも言える。
いつしか俺は時間の感覚を忘れていき、バイクに乗っているというより、バイクと一心同体の別の生き物になれた気がした。その瞬間、なぜか胸の中がたまらなくスカッとする。
俺はバイクを止めてヘルメットを外した。西の夕焼けが真っ赤に燃えていた。
コースに着くと、さっそく防護具を身につけてバイクに股がった。砂地を走り出すと、平滑なアスファルトとは違う粗い反応がタイヤから伝わってくる。さらに予測不能の起伏が車体の姿勢を危うく崩し、俺はバランスを保ち続けることに苦心する。さながら暴れ牛に乗っているような気分だ。瞬時の判断ミスが思いがけない事故に繋がることもある。まさに恐怖と隣り合わせの競技だ。しかし、だからこそ大地への征服感があるとも言える。
いつしか俺は時間の感覚を忘れていき、バイクに乗っているというより、バイクと一心同体の別の生き物になれた気がした。その瞬間、なぜか胸の中がたまらなくスカッとする。
俺はバイクを止めてヘルメットを外した。西の夕焼けが真っ赤に燃えていた。
その他
公開:20/06/24 22:13
バイクの免許持ってないけど
例によって
想像で書きました
モトクロスの魅力が
伝われば幸いです
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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