飛べないのか？　飛べるのか？

オリンピックなどの大きな陸上大会ではハンデになるとして
機能シューズは禁止されたのだが、まだまだ小学生の運動会ぐらいでは浸透せずに
早く走れる靴などは運動会前になると飛ぶように売れていた。

そういった中で動物行動学の権威である僕のパパは、動物の肉球から靴の中敷きを開発していた、

毎年改良を重ねてVer.6が出来上がった6年生のころ
僕はVer.6を履いて運動会でその効果を試すことになった、
上手くいけば運動会のヒーロだ

予行演習の時に気が付いたのだが
肉球中敷きは　足のグリップ力を高めてより高く飛べるため　
リレーというよりも　障害物競走に威力を出しそうだった。

僕はリレーから障害物競走に参加競技変えた。

網をくぐり、　平均台を渡り　ハードルを走り抜け
跳び箱を・・・ジャンプ～～～
高くジャンプしすぎて跳び箱に手が付かない・・・
バタッ！
意識が飛んだ。