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勢いよく風呂場のドアを開けて、それを見た俺のものは上を向いた。
あまりにも綺麗で興奮したからだ。
「だから開けないでって言ったのに」
ごめん、一緒に風呂に入りたかったんだ。
彼女の二本の脚は一本になっていて、湯船には水色と金色の鱗が浮いている。
「月一回はこの姿になっちゃうの」
大体月末になるらしい。生理みたいだ。
「こうやって袋に詰めて…」
彼女の脚が元通りになるのを待ち、車で海へ向かった。
「このように寄付します」
彼女は鱗を水中へばらまいた。
軽いはずの鱗がみるみる沈んでいった。
「今日で俺たち付き合って半年だよ」
「知ってるよ」
バイトから正社員になった。仕事内容は変わらず餌やりと掃除だ。
「中原君、珍しい魚が入ってきたよ」
「どれどれ」
「この魚元々は別の色の鱗だったと思うんだよ。古い鱗も少し残っているし」
「水色と金色は嫁さんの好きな色ですね」
「聞いてないよ。綺麗な魚だね」
あまりにも綺麗で興奮したからだ。
「だから開けないでって言ったのに」
ごめん、一緒に風呂に入りたかったんだ。
彼女の二本の脚は一本になっていて、湯船には水色と金色の鱗が浮いている。
「月一回はこの姿になっちゃうの」
大体月末になるらしい。生理みたいだ。
「こうやって袋に詰めて…」
彼女の脚が元通りになるのを待ち、車で海へ向かった。
「このように寄付します」
彼女は鱗を水中へばらまいた。
軽いはずの鱗がみるみる沈んでいった。
「今日で俺たち付き合って半年だよ」
「知ってるよ」
バイトから正社員になった。仕事内容は変わらず餌やりと掃除だ。
「中原君、珍しい魚が入ってきたよ」
「どれどれ」
「この魚元々は別の色の鱗だったと思うんだよ。古い鱗も少し残っているし」
「水色と金色は嫁さんの好きな色ですね」
「聞いてないよ。綺麗な魚だね」
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公開:20/06/25 15:37
書いたり喋ったりする金髪ギャルのひとです。時空モノガタリ出身。
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