虹の祝福
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生まれた時から、僕のシマは虹色だった。
「あいつがいると、すぐ敵に見つかるから」
シマウマ仲間に嫌われてばかりいる。こんな僕でも居場所はあるのかな。
ある日、群れからはぐれてしまった。森の中をさまよっていた時、彼に出会った。
旅行中に、彼女と大ゲンカしたらしい。結婚の約束も「なかったことにしてほしい」と言われたとか。
同情したけれど、何もできることはない。そんな時、彼はこう言ったんだ。
「馬車に乗ってパレードをするのが、彼女の夢だって」
僕はこの一言で、結婚式場に転職を決めた。
彼はしばらくして、二人で新しい職場にやってきた。
馬車を引いて僕が現れた時、彼女はとても驚いていた。
「虹色の毛のお馬さん!きれいだね」
後からプランナーさんから聞いたんだけど、その場で結婚式の申し込みをしたんだって。挙式は6月。
きっと、虹が二人を祝福してくれるよ。
「あいつがいると、すぐ敵に見つかるから」
シマウマ仲間に嫌われてばかりいる。こんな僕でも居場所はあるのかな。
ある日、群れからはぐれてしまった。森の中をさまよっていた時、彼に出会った。
旅行中に、彼女と大ゲンカしたらしい。結婚の約束も「なかったことにしてほしい」と言われたとか。
同情したけれど、何もできることはない。そんな時、彼はこう言ったんだ。
「馬車に乗ってパレードをするのが、彼女の夢だって」
僕はこの一言で、結婚式場に転職を決めた。
彼はしばらくして、二人で新しい職場にやってきた。
馬車を引いて僕が現れた時、彼女はとても驚いていた。
「虹色の毛のお馬さん!きれいだね」
後からプランナーさんから聞いたんだけど、その場で結婚式の申し込みをしたんだって。挙式は6月。
きっと、虹が二人を祝福してくれるよ。
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公開:20/06/23 23:32
更新:20/06/23 23:41
更新:20/06/23 23:41
スクー
カラフルなシマウマ
短い物書き。
皆さんの「面白かったよ!」が何よりも励みになります。誰かの心に届く作品を書いていきたいです。
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