トントトン
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トントトン。トントトン…
聞き心地の良い包丁のリズムが聞こえる。
「やった!今日はカレーね!」
「当たり!」
「私お母さんのカレーが大好きだから、包丁の音で分かるんだー」
「お母さんがカレー作る時いつもいっぱい喜んでもらえるから、自然と包丁が踊っちゃってるのね」
「なにそれー、包丁は踊らないよ」
そう言って二人で笑った。
あれから十数年経った。
私も母になった。
トントトン。トントトン…
食材を包丁で叩く。
「今日のご飯は何?」
息子が私に聞く
「今日はカレーよ」
「やった!僕お母さんのカレーが一番好き!」
「ありがとう」
「お母さんカレー作る時いつも楽しそうだよね」
ふと息子がそんなことを言う
「カレーを作るといつも喜んでくれるから、包丁も自然と踊っちゃうわ」
そう言い返す。
「なんだよそれー、包丁は踊らないよ」
息子がそう言った時、なんだか可笑しくて笑ってしまった。
聞き心地の良い包丁のリズムが聞こえる。
「やった!今日はカレーね!」
「当たり!」
「私お母さんのカレーが大好きだから、包丁の音で分かるんだー」
「お母さんがカレー作る時いつもいっぱい喜んでもらえるから、自然と包丁が踊っちゃってるのね」
「なにそれー、包丁は踊らないよ」
そう言って二人で笑った。
あれから十数年経った。
私も母になった。
トントトン。トントトン…
食材を包丁で叩く。
「今日のご飯は何?」
息子が私に聞く
「今日はカレーよ」
「やった!僕お母さんのカレーが一番好き!」
「ありがとう」
「お母さんカレー作る時いつも楽しそうだよね」
ふと息子がそんなことを言う
「カレーを作るといつも喜んでくれるから、包丁も自然と踊っちゃうわ」
そう言い返す。
「なんだよそれー、包丁は踊らないよ」
息子がそう言った時、なんだか可笑しくて笑ってしまった。
その他
公開:20/06/22 19:26
更新:20/06/23 01:10
更新:20/06/23 01:10
創作が大好きで、作品を投稿しようと始めました
400字の中に物語を描く、とても楽しいです
他作者様の作品も楽しく拝見しています
未熟者ですがよろしくお願いします
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