真夜中のコンビニ
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真夜中のコンビニに行って見た。
私が入口に入ろうとした時
グッ
私は知らない奴に強い力で後ろへ引き戻された。
「何をする」
「良いから黙っていろ。死にたいのか」
落ち着いて見上げるとそいつは赤い眼をした青年だった。
青年は小声でこう言った。
「黙ってじっとしていろ」
私はその青年の言う通りにする事にした。
私が沈黙を守り、じっとしているとコンビニの入り口付近から白いごく細の糸がゆっくり、ゆっくりと降りて来た。その糸は次第に枝分かれを繰り返し、巨大な手の形を成した。だが、獲物がそこにいないと分かると口惜しそうにさっきと逆の手順を辿り、糸に戻り消えて行った。
「アイツはこのコンビニ店員に子供を殺された親蜘蛛の化身さ。ああやって獲物が近づいてくると網を張って待ち伏せしているんだ。子供達を殺した店員に復讐をしようとね。もしかしてあんたが殺したのか」
「し、仕方なかったんだ。上層部が駆除しろって」
私が入口に入ろうとした時
グッ
私は知らない奴に強い力で後ろへ引き戻された。
「何をする」
「良いから黙っていろ。死にたいのか」
落ち着いて見上げるとそいつは赤い眼をした青年だった。
青年は小声でこう言った。
「黙ってじっとしていろ」
私はその青年の言う通りにする事にした。
私が沈黙を守り、じっとしているとコンビニの入り口付近から白いごく細の糸がゆっくり、ゆっくりと降りて来た。その糸は次第に枝分かれを繰り返し、巨大な手の形を成した。だが、獲物がそこにいないと分かると口惜しそうにさっきと逆の手順を辿り、糸に戻り消えて行った。
「アイツはこのコンビニ店員に子供を殺された親蜘蛛の化身さ。ああやって獲物が近づいてくると網を張って待ち伏せしているんだ。子供達を殺した店員に復讐をしようとね。もしかしてあんたが殺したのか」
「し、仕方なかったんだ。上層部が駆除しろって」
公開:20/06/23 16:51
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