真夜中のコンビニ

真夜中のコンビニに行って見た。
ウイーン

私の目の前には畑が広がっていた。
「お客さん、取れたて新鮮な野菜はいかがですか？」
「あらっ、美味しいわね。頂くわ」

別のコンビニに行くと今度は海が広がっていた。
「お客さん、釣りたての魚はいかがですか」
「そうね。三枚に捌いて頂戴」

次の夜もコンビニに行って見た。するとそこには農場が広がっていた。
「お客さん、搾りたてのミルクはいかがですか。作りたての生キャラメルもありますよ」
「夜食に頂くわ」

さらに次の日もコンビニに行って見た。そこにはネオン街が広がっていた。
「お客さん、ピチピチのギャルはいかがですか。一時間ポッキリ１万円ですよ」
「う～ん、そうだね。どれも美味しそうで迷うな。お兄さんのお薦めは？」
「そうですね。お客さんはグルメだからな～。高級食材でもいいですか」
「いいですよ」
「それでしたら、銀座のお店をご紹介します」