未来の色鉛筆
2
3
大昔、人々は鉛筆やシャープペンシルなど
文房具と呼ばれるもので情報を記録していた。
現代の人々はデータで情報を記録し、
文房具は絶滅危惧種となっていた。
文房具は貴重なものとなり、ネット上で高額で
売買されていた。
私は今日、貯金したお金で色鉛筆を
買った。カラフルな色鉛筆は見ただけで
私の心をときめかせた。
私は同時に買った白い紙に色鉛筆の先を
滑らせる。赤い色鉛筆で線を引くと
赤い線ができる。
青い色鉛筆で丸を書いてみる。
そのことに感動した私は友人を家に呼び、
色鉛筆で一緒にお絵描きをして遊んだ。
「しかし描きにくいね」
「うん、確かにちょっと持ちにくいけど」
「まあ、この色鉛筆というのは5本の指で
書くためにあるのであって10本の指で書くため
にあるものじゃないからね」
「以前にこの星に住んでいた人々ならぴったり
だったんだろうね」
文房具と呼ばれるもので情報を記録していた。
現代の人々はデータで情報を記録し、
文房具は絶滅危惧種となっていた。
文房具は貴重なものとなり、ネット上で高額で
売買されていた。
私は今日、貯金したお金で色鉛筆を
買った。カラフルな色鉛筆は見ただけで
私の心をときめかせた。
私は同時に買った白い紙に色鉛筆の先を
滑らせる。赤い色鉛筆で線を引くと
赤い線ができる。
青い色鉛筆で丸を書いてみる。
そのことに感動した私は友人を家に呼び、
色鉛筆で一緒にお絵描きをして遊んだ。
「しかし描きにくいね」
「うん、確かにちょっと持ちにくいけど」
「まあ、この色鉛筆というのは5本の指で
書くためにあるのであって10本の指で書くため
にあるものじゃないからね」
「以前にこの星に住んでいた人々ならぴったり
だったんだろうね」
SF
公開:20/06/23 11:36
ログインするとコメントを投稿できます