真夜中のコンビニ

真夜中のコンビニにチコちゃんがやって来た。
「今日は随分空いているわね」
「そうですね」
「こう言う状態を擬音で行ったらなんて言うのかしら」
「う～ん。ガラーンですか？」
「それじゃ、なんでガラーンと言うの」
「ええと、そうですね。例えば、金属製のお盆を床に落とした時にカラカラーンと音が響いたからじゃないですか」
「ボーっと生きてんじゃねーよ」
「では、理由は何なんですか？」
「それを知りたかったらテレビを見て頂戴。こっちにも大人の事情があるから今は言えないのよ」
「私もチコちゃんに一つ聞いて良いですか」
「いいわよ」
「このティラミスってなんでティラミスと言う名前なのか知っていますか」
「簡単よ。私を元気付けてと言う意味でしょ」
「つまんね～やつだな。おまえにはやらね～ぞ」
「いらないわよ。中にワインが入っているからどちらにしろ食べれないしね。はぁ～、きっとほろ苦い恋の味なんでしょうね」