NS家族

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2XXX年、人類は生れながらNもしくはSの磁気を帯びるものとなっていた。要因としては電子機器の発達や天変地異が続いたことによる地球の外殻の性質変化など諸説あるがいまだはっきりとは判っていない。
このNもしくはSは子に遺伝する。NNの両親の場合はNしか生まれないし、SSの両親の場合はSしか生まれない。しかし考えてみて欲しい。同極は反発する。そのため同極同士は触れ合うこともできない。つまり夫婦になるなんてことは滅多にない。よって磁気の強い人類が生まれたころにNSのペアばかりができたため子供はニュートラルになり、その後数十年でNSによる縛りはほぼなくなったと云われている。
SF
公開:20/05/05 07:20

なつのこ

論理的思考をもつ空想好き。
 

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