脚本家

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私は脚本家です。具体的に言うと、夢の脚本を書いています。
人一人に必ず脚本家はいて、ご主人様が寝た後に見ていただく夢のシナリオを書くお仕事です。脳からいただいた様々な情報を基に脚本を書くのですが、時々ご主人様から「酷い悪夢だ」とクレームを言われることがあります。

ですが、ストレスばかりため込んでいる人の脳からは暗い情報しか届かないので、暗いシナリオになってしまうんです。ということは、幸せな方の夢は幸せな夢なわけです。時々、いたずら心で酷いシナリオを書きますけどね。
おっと、なになに。脳から伝言です。

「ご主人の生活リズムが悪すぎるので危険信号となるような夢をかけ」

とのことですよ。おっと、ご主人様がベッドインしましたね。さあ、翌朝の反応が楽しみです。眠りの中で、地獄に落ちてもらいましょう。それでは皆様、くれぐれも日常生活を大事にして、私たちにストレスを与えないでくださいますよう。
ファンタジー
公開:20/05/04 07:27

えふちゃん( にほん )

えふちゃんといいます。
高校の時から書きためていたショートショートをあげていければな…と思います。

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