ダジャレ検定

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今日は一級ダジャレ検定の試験日。
一次の筆記試験を満点通過し、二次の実技試験に臨む。
お題は自由だが、言ったダジャレを
面接官に表現しなければならない。

例えば「サルは去る」の場合。
サルに変身した上で、
試験会場を後にしないといけない。
これでは不合格だ。

「ナイスな椅子」
これはどうだろう?
一見、試験官に媚を売れそうだが、
いかんせん他人の尻に敷かれる。
却下。

考えあぐねるうちに試験が始まった。
強面の試験官を前に、緊張が絶頂。
それでも深呼吸を重ね、力強く言い切る。

「ふとんが吹っ飛んだ!!」
人々はさぞ驚いたことだろう。
干していた布団が星になったのだから。

「合格!」
試験官の頬は緩んでいた。
「よし!これでぐっすり眠れるぞ」

ところが、その晩はなかなか寝付けなかった。
興奮のせいか、あるいは寒いからなのか?
なにかもの足りない気もしたが
「床の上」で床に就いた。
その他
公開:20/05/04 05:45

モリソン( 名古屋 )

名古屋の会社員兼執筆家です。
普段は54字の物語をメインに書いていますが

ショートショートの魅力にもハマったので
皆様を参考にこれから様々な作品にも
チャレンジしていきたいです(^o^)

よろしくお願いします!

得意ジャンル
・言葉遊び系
・会社員系
・ファンタジー系

挑戦したいジャンル
・SF系
・恋愛系
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