老紳士
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いつもの道をいつものように歩く。
決まった時間に電車に乗り、決まった時間に会社に着く。
いつも通り業務をする。
個別の事象は微妙に違う。
けれど、そんなことは関係ない。
いつも通りの日々である。
同じことの繰り返し。
いつも通り帰路につく。
ふと、嫌になる。
なんだこの日常は。
わたしは一体、何をしているんだ。
何を目指しているんだ。
しかし、誰も答えてはくれない。
自分で答えを見つける?
そんな「それっぽいこと」なんて求めていない。
鬱蒼とした気分。
そのまま布団に入る。
翌朝、気分は最悪だ。
昨日余計なことを考えてしまったせいだ。
それでもいつも通り、会社へ向かう。
駅前でシルクハットの老紳士が立っている。
誰だろう?
こんな場違いな。
目があった。
紳士はニコリと笑って言った。
「いつものお店でいつものコーヒーを買いなさい。」
そうか、それでいいのか。
決まった時間に電車に乗り、決まった時間に会社に着く。
いつも通り業務をする。
個別の事象は微妙に違う。
けれど、そんなことは関係ない。
いつも通りの日々である。
同じことの繰り返し。
いつも通り帰路につく。
ふと、嫌になる。
なんだこの日常は。
わたしは一体、何をしているんだ。
何を目指しているんだ。
しかし、誰も答えてはくれない。
自分で答えを見つける?
そんな「それっぽいこと」なんて求めていない。
鬱蒼とした気分。
そのまま布団に入る。
翌朝、気分は最悪だ。
昨日余計なことを考えてしまったせいだ。
それでもいつも通り、会社へ向かう。
駅前でシルクハットの老紳士が立っている。
誰だろう?
こんな場違いな。
目があった。
紳士はニコリと笑って言った。
「いつものお店でいつものコーヒーを買いなさい。」
そうか、それでいいのか。
その他
公開:20/05/02 21:48
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