こんなときに限って その二
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                                 今日締め切りの新人小説賞公募に投稿するため、私は最後の追い込みにかかっていた。
ラストのオチをなんとか書き上げると、PCが反応しなくなった。
なんだこれ?
と、ブルースクリーンになり、画面左上にQRコードが表示され「Windowsの自動修復をしています」と出た。暫くするとPCが再起動した。何事もなかったかのようにいつものデスクトップが表示された。
私は原稿のファイルを開くと、なんと先程書いたオチが消えていた。私は近所の郵便局へ電話し、営業時間を確認した。
「本日は十九時までの営業です」
まだなんとか時間はある。私は焦りつつ原稿を仕上げ、梗概を書き、プリントアウトした。その直後、またブルースクリーンになった。
このボロPCめ。今日のところはもうお前に用はない。
私は原稿を封筒に詰め、郵便局へ自転車を飛ばした。なんとか今日の消印で郵送ができたが、賞のほうはどうなることやら。
    ラストのオチをなんとか書き上げると、PCが反応しなくなった。
なんだこれ?
と、ブルースクリーンになり、画面左上にQRコードが表示され「Windowsの自動修復をしています」と出た。暫くするとPCが再起動した。何事もなかったかのようにいつものデスクトップが表示された。
私は原稿のファイルを開くと、なんと先程書いたオチが消えていた。私は近所の郵便局へ電話し、営業時間を確認した。
「本日は十九時までの営業です」
まだなんとか時間はある。私は焦りつつ原稿を仕上げ、梗概を書き、プリントアウトした。その直後、またブルースクリーンになった。
このボロPCめ。今日のところはもうお前に用はない。
私は原稿を封筒に詰め、郵便局へ自転車を飛ばした。なんとか今日の消印で郵送ができたが、賞のほうはどうなることやら。
        その他
      
      公開:20/04/30 23:27
更新:20/04/30 23:30
    更新:20/04/30 23:30
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宮本享典