僕は1杯の紅茶を淹れる
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僕は1杯の紅茶を淹れる。
コーヒーは苦いから紅茶の方が好きと彼女が言っていたから。
アールグレイの気高い香りがふわりと広がる。
「…美味しいな」
コーヒー派の僕も紅茶派になりそうだ。
「そうでしょ?」
どこかで声が聞こえた。
棚の上に飾った写真の方を向く。
写真の中の彼女が笑った気がした。
「…うん。美味しいよ」
散らかった部屋の中で、黒装束の僕は呟いた。
紅茶がすこし、しょっぱくなった。
コーヒーは苦いから紅茶の方が好きと彼女が言っていたから。
アールグレイの気高い香りがふわりと広がる。
「…美味しいな」
コーヒー派の僕も紅茶派になりそうだ。
「そうでしょ?」
どこかで声が聞こえた。
棚の上に飾った写真の方を向く。
写真の中の彼女が笑った気がした。
「…うん。美味しいよ」
散らかった部屋の中で、黒装束の僕は呟いた。
紅茶がすこし、しょっぱくなった。
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公開:20/04/30 22:56
もちもち大豆です。よろしくお願いします。細々と書いていけたらいいな。
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