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「2020年4月1日付けで総務部から人事部へ異動してまいりました斎藤加奈と申します。よろしくお願いいたします!」
恒例の挨拶と叩頭を繰り返される4月1日と年末年始はどうも好きになれない。
「はい、斎藤さん。上谷由実です。これからよろしくお願いしますね。」
この台詞とこの笑顔は私のテンプレ。私、ちゃんと笑えてるかしら?
異動して来た斎藤さん、なかなか優秀な子だと総務部からも聞いている。そして、私と同じく育ちもいい。
三十路独身で子どももいない。
「時短じゃなくてもいい。」
でも、そんなこと絶対に言えない。
子どもがいない私は子どものいる部下には手厚い上司でいなきゃ。
何だか妬んでいるように見えたら、すごく嫌。
そんな私が違和感を感じ始めたのは、あの子が異動して来て1ヶ月経った頃だった。
あの子の私を見る目が異様に怖い。
私の考えていることを見透かして来そうな目をしてて。
恒例の挨拶と叩頭を繰り返される4月1日と年末年始はどうも好きになれない。
「はい、斎藤さん。上谷由実です。これからよろしくお願いしますね。」
この台詞とこの笑顔は私のテンプレ。私、ちゃんと笑えてるかしら?
異動して来た斎藤さん、なかなか優秀な子だと総務部からも聞いている。そして、私と同じく育ちもいい。
三十路独身で子どももいない。
「時短じゃなくてもいい。」
でも、そんなこと絶対に言えない。
子どもがいない私は子どものいる部下には手厚い上司でいなきゃ。
何だか妬んでいるように見えたら、すごく嫌。
そんな私が違和感を感じ始めたのは、あの子が異動して来て1ヶ月経った頃だった。
あの子の私を見る目が異様に怖い。
私の考えていることを見透かして来そうな目をしてて。
その他
公開:20/04/30 10:13
更新:20/04/30 10:15
更新:20/04/30 10:15
子どもの頃、家にあった海外の絵本の匂いが嫌いで本を読まずに生きてきました。
今もそんなに読みませんが、本は好きになりました。
コメントいただけたら喜びます。
よろしくお願いします。
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