2
5
空には太陽が二つ輝いていた。
蛙の家族は日差しを避けながら紫陽花の葉の下に隠れていた。
「人間はみんな地下に潜ったり、太陽がない方へ移動したりしたんだから隠れなくてもいいんじゃないか」
蛙のお父さんは言った。
「だって、太陽が二つもあるんだから日に当たったら干からびてしまいますよ」
蛙のお母さんは答えた。
「いつの間に太陽がふたつになったのかな。ひとつはだんだん大きくなって近づいているようだよ」
蛙の子どもが聞いた。
「まあ、太陽の数なんてどうでもいいじゃないか。ほら、大好きな蝿が飛んでるよ。舌を伸ばして食べるんだ」
蛙のお父さんは飛んでる蝿を捕まえてペロリと食べた。蛙のお母さんも蛙の子どもも真似して飛んでいる蝿を捕まえて食べた。
燃えた隕石はどんどん地球に近づいてきている。後数分後には地球に衝突するだろう。
蛙の家族は紫陽花を眺めながら幸せそうに蝿を食べていた。
蛙の家族は日差しを避けながら紫陽花の葉の下に隠れていた。
「人間はみんな地下に潜ったり、太陽がない方へ移動したりしたんだから隠れなくてもいいんじゃないか」
蛙のお父さんは言った。
「だって、太陽が二つもあるんだから日に当たったら干からびてしまいますよ」
蛙のお母さんは答えた。
「いつの間に太陽がふたつになったのかな。ひとつはだんだん大きくなって近づいているようだよ」
蛙の子どもが聞いた。
「まあ、太陽の数なんてどうでもいいじゃないか。ほら、大好きな蝿が飛んでるよ。舌を伸ばして食べるんだ」
蛙のお父さんは飛んでる蝿を捕まえてペロリと食べた。蛙のお母さんも蛙の子どもも真似して飛んでいる蝿を捕まえて食べた。
燃えた隕石はどんどん地球に近づいてきている。後数分後には地球に衝突するだろう。
蛙の家族は紫陽花を眺めながら幸せそうに蝿を食べていた。
SF
公開:20/04/24 09:40
ログインするとコメントを投稿できます