決まりごとという茶番
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「ふはははははっ! よくぞここまでたどり着いたことを誉めてやろう。」
「うぐっ」
「しかし、貴様ごときの思い通りにはさせん。宝が欲しければ、このわしを倒してみせるがよい。」
「ぐぬぬ」
「どうした、どこの馬の骨ともわからぬ奴を相手にしてやろうという、このわしの温情、気に食わぬのか(笑)?」
「そ、そんなことは……」
「ならばとっととかかって来るがよい」
「パパ、いい加減にして! よしくんが困ってるじゃない。」
「し、しのぶ……そんなに怒らなくても……」
「もう、魔王だからといって、私の大切な彼をいじめることは許さないんだからね!」
「お、お義父さん。どうか結婚を許してくださいませんか?」
「誰がお前のお義父さんだ!(怒)」
「パパっ!(怒)」
このような紆余曲折を経て、勇者である僕は魔王の娘と結婚することになった。これで人類の平和がもたらされる。
「うぐっ」
「しかし、貴様ごときの思い通りにはさせん。宝が欲しければ、このわしを倒してみせるがよい。」
「ぐぬぬ」
「どうした、どこの馬の骨ともわからぬ奴を相手にしてやろうという、このわしの温情、気に食わぬのか(笑)?」
「そ、そんなことは……」
「ならばとっととかかって来るがよい」
「パパ、いい加減にして! よしくんが困ってるじゃない。」
「し、しのぶ……そんなに怒らなくても……」
「もう、魔王だからといって、私の大切な彼をいじめることは許さないんだからね!」
「お、お義父さん。どうか結婚を許してくださいませんか?」
「誰がお前のお義父さんだ!(怒)」
「パパっ!(怒)」
このような紆余曲折を経て、勇者である僕は魔王の娘と結婚することになった。これで人類の平和がもたらされる。
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公開:20/04/24 07:00
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