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旧友の家で遊んだ帰り道、足に異変を感じた俺は、履いてるのが自分の靴でない事を知った。
「しまった!武、悪いが…」
「いや勝、俺も久の靴を履いている…これは靴ずれかも…」
「いや、履いて間もないからそこまで…」
「俺が言ってるのは、今日みたいに玄関に靴が並ぶと、帰る時に履こうとしたのが隣のとずれてしまう現象の"靴ずれ”だ。子供の頃にもあった」
「思い出した。先生が言ってたな、実は昔からあった現象で、それでも履き続ければ足に擦過傷ができる。それで靴擦れとも書くようになり、普段使う"靴ずれ”の由来だとも…」
「よし、みんなにも連絡だ」
それから僕達は再び旧友の家に上がり靴を履き直したが、何度やっても結果は同じだった。
「勝、自分のを履こうとするから駄目なのかも…。隣のを自分の靴と思って履こうとすれば…」
「そうか…」

「また勝の靴…でもピッタリ…」
「何故、隣に俺が?」
今度は履く方がずれた。
ファンタジー
公開:20/04/25 10:58

くろせさんきち( 園山グラウンド )

諸君、私は400字が好きだ
諸君、私は400字が好きだ
諸君、私は400字が大好きだ

猫コンテスト入賞∶猫神様
ベルモニー節目コン入賞∶十代の潜水生活
空想競技2020入賞∶魔法使いの風船バレー
                ∶誰そ彼高跳

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