太陽系家族

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創造主がビッグバンによって宇宙を誕生させた。宇宙には、二兆個の銀河という住宅街が存在していて、そのうちの一つ、天の川銀河には太陽系という家があり、われわれ人類が共生している地球は太陽系で暮らしている。
地球は、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星という七兄弟とともに、偉大な父親である太陽の周りを回っている。
母親の月は、地球のことを溺愛していて、常に地球の周りを回って片時も離れようとしない。
実は、冥王星という息子もいたが、両親と遠く離れ過ぎていたため、兄弟からも忘れ去られていた。
そんな冥王星が地球に嫉妬し、急接近してきた。このままでは、冥王星が地球に衝突して木っ端微塵だ。地球と一蓮托生の人類も滅亡を免れない。
兄弟喧嘩をのんびり見守る太陽と月に業を煮やした創造主は、冥王星を九兄弟から外し、赤の他人とした。
創造主の判断で救われた地球だが、太陽系での家族関係は人類と同じく複雑だ。
SF
公開:20/04/24 19:48
更新:20/04/25 06:41
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山田衆三( 東京 )

1975年奈良県生駒市生まれ。奈良市で育つ。同志社大学経済学部卒業、慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。
田丸雅智先生の作品に衝撃を受け、通勤中や休日などで創作活動に励む。
『ショートショートガーデン』で初めて自作「ネコカー」(2019年6月13日)を発表。
読んでくださった方の琴線に触れるような作品を紡ぎだすことが目標。
2022年3月26日に日本近代文学館で行われた『ショートショート朗読ライブ』にて自作「寝溜め袋」「仕掛け絵本」「大輪の虹列車」が採用される。

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