おじさんがトトロになったお話
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「おじさん、いらっしゃい!」
姪っ子が元気よく飛び出してきた。兄の家に遊びに来た大五郎は、まだろくに兄夫婦と挨拶をしないうちから、姪っ子に手を引っ張られた。
「何して遊ぶ?」と、つるんとした顔に、彼女は天真な心を輝かせている。
居間は、文字通りおもちゃ箱をひっくり返したみたいに散らかっていた。
「そうさね」
「私、トランプ持ってくる!」
姪っ子は軽やかに階段を駆け上がっていった。
すると隣の部屋から、今度は姪の妹のほうが入ってきて、
「わ、トトロだ!」
「最近、ジブリのDVDばっかり観てるんです…」
兄の奥さんは申し訳なさそうに大五郎に言った。
姪っ子達とたっぷり遊んだあと、大五郎はソファの上に寝転んだ。
チビの妹のほうが彼のでっぷりした腹の上に乗ってきて、寝息を立てはじめた。
大五郎は顎が外れそうなくらいの大きな欠伸をして、ゆっくりと瞼を閉じ、そして居眠りをはじめた。
姪っ子が元気よく飛び出してきた。兄の家に遊びに来た大五郎は、まだろくに兄夫婦と挨拶をしないうちから、姪っ子に手を引っ張られた。
「何して遊ぶ?」と、つるんとした顔に、彼女は天真な心を輝かせている。
居間は、文字通りおもちゃ箱をひっくり返したみたいに散らかっていた。
「そうさね」
「私、トランプ持ってくる!」
姪っ子は軽やかに階段を駆け上がっていった。
すると隣の部屋から、今度は姪の妹のほうが入ってきて、
「わ、トトロだ!」
「最近、ジブリのDVDばっかり観てるんです…」
兄の奥さんは申し訳なさそうに大五郎に言った。
姪っ子達とたっぷり遊んだあと、大五郎はソファの上に寝転んだ。
チビの妹のほうが彼のでっぷりした腹の上に乗ってきて、寝息を立てはじめた。
大五郎は顎が外れそうなくらいの大きな欠伸をして、ゆっくりと瞼を閉じ、そして居眠りをはじめた。
その他
公開:20/04/23 13:20
大五郎の平和な日常
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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