甘いマンガ

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とある食品メーカーが食べられる紙を開発した。
何も書かれていないと無味だが、紙に書かれた内容によって味が変化する。
例えば、恋愛小説は甘く、ミステリーはスパイシー、サスペンスは酸味が強い等々
プロの作家が書いた本格的なコース料理のような長編から、酒のあてのようなショートショートまで、人々はいろんな作品を食べて楽しんだ。
みんなは文章を書いているが、マンガだとどういう味になるんだろう。
マンガを描いてる私は試しに描いて食べてみることにした。
作品を描き終え、一口食べてみる。
「甘くて、美味し~っ!」
しかし、半分くらい食べ終えたあたりから雲行きが。
「あ、甘すぎる…」
一口だけなら甘くて美味しかったが、胸やけがひどくて完食するのはきつい。
「そういえば、前にファンの方からあなたの作品は甘すぎるといわれたな…。こういうことだったのか」
自分の作品の未熟さを身をもって体験することになったのだった
その他
公開:20/04/19 15:10
#おうちクエスト 甘いマンガ

ぬらりひょん( 京都 )

アニメ・マンガが好き。
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