君との距離
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アシンメトリーのショートヘアー
黒髪を耳もとでかけている
そこからのぞくのはシンプルなイヤリング
目元には冷たい金属フレームの眼鏡
レンズの奥は伏し目がちで睫毛が陰を落とす
髪の黒と対照的な白い肌には緋の差し色
口元は血色良く艶やかで、そこから紡がれる言葉は魔力がある
すると、こちらに気付く君
「随分遅いですね、忘れられたかと思いましたよ」
「まさか、君が僕に気付かなかったんだろう」
言葉を交わす、ただそれだけの事で高揚する
「早く行かないと先方との待ち合わせに間に合いません、行きますよ!」
「はいはい」
この距離が心地よく、またもどかしくもある
黒髪を耳もとでかけている
そこからのぞくのはシンプルなイヤリング
目元には冷たい金属フレームの眼鏡
レンズの奥は伏し目がちで睫毛が陰を落とす
髪の黒と対照的な白い肌には緋の差し色
口元は血色良く艶やかで、そこから紡がれる言葉は魔力がある
すると、こちらに気付く君
「随分遅いですね、忘れられたかと思いましたよ」
「まさか、君が僕に気付かなかったんだろう」
言葉を交わす、ただそれだけの事で高揚する
「早く行かないと先方との待ち合わせに間に合いません、行きますよ!」
「はいはい」
この距離が心地よく、またもどかしくもある
恋愛
公開:20/04/18 19:56
更新:20/04/18 19:59
更新:20/04/18 19:59
2020.3.16にこの場所を見つけて、長文を書くのが苦手な私でもショートショートなら挑戦できるかなと思い、投稿を始めました。
このショートショートガーデンで書くことの楽しさを知る事ができました。
自分なりに色々文章を模索していきたいと思います。
作品を読んで気になった事がありましたら、是非コメントをお願いします、厳しいコメントもお待ちしています。
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