武士の心得

「ひゅん！」
ケントがタイムマシンでやってきたのは、戦国時代。
「うわー！これが城下町か～！」
ケントが歩いていると、ちょんまげのおじさんが話しかけて来ました。　
「お、小僧、親はどうした？」「そんなことよりおじさんって武士？
ねえ！」「ああそうさ！立派な武士だ！かっこいいだろ！」
「武士ってかっこいいよね！自分の武士道を貫きとうしててさ！」
「ああ、そうとも！まずは上様に命をかけてお仕えする！
そして戦うときは堂々と戦う！負けるときは堂々と討死する！
討死も切腹も武士の花だ！」
「へぇ～」　そういうとケントはすぐさまおじさんの剣を抜き取り
おじさんを刺しました。
「おじさん、僕がおじさんに花をもたせてあげるよ！」
幼い子の優しい心が光る、ある夏の日のことでした。