サイキックマスター城ケ崎ミチル その8
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ダメだこいつら。ミチルが思わず頭を抱えていると、ザッと人影が飛び出した。
「くらえムドエ!」
先程まで横たわっていたタケルが、鞭を振りかざしてムドエに襲い掛かった。
「タケル兄さんいつの間に!」
「でやーっ!」
「ふんっ」
「ぐわーっ!」
「タケル兄さーん!」
弧を描いて吹っ飛ぶタケル。
「ああ、タケル兄さん」
「おのれムドエ!」
博士がハイヒールを履いて走り出した。
「うおおお!」
「博士何を!」
次の瞬間、ヒールがガキンと折れた。
「うお!?」
そのまま顔面から地面にズザザーッと滑り込む。さらに転んだ拍子に脱げたハイヒールが、博士の背中にポトリと落ちた。
バチィッ!
「ぐぎゃぎゃー!」
「博士ー! リアクションが微弱な電気に見えないんだけど!?」
「せ、設定を間違えた……」
ガクリ、と博士は力尽きた。
「そんな、博士まで」
「これで邪魔者は消えたな」
ムドエが嬉しそうな笑みを浮かべた。
「くらえムドエ!」
先程まで横たわっていたタケルが、鞭を振りかざしてムドエに襲い掛かった。
「タケル兄さんいつの間に!」
「でやーっ!」
「ふんっ」
「ぐわーっ!」
「タケル兄さーん!」
弧を描いて吹っ飛ぶタケル。
「ああ、タケル兄さん」
「おのれムドエ!」
博士がハイヒールを履いて走り出した。
「うおおお!」
「博士何を!」
次の瞬間、ヒールがガキンと折れた。
「うお!?」
そのまま顔面から地面にズザザーッと滑り込む。さらに転んだ拍子に脱げたハイヒールが、博士の背中にポトリと落ちた。
バチィッ!
「ぐぎゃぎゃー!」
「博士ー! リアクションが微弱な電気に見えないんだけど!?」
「せ、設定を間違えた……」
ガクリ、と博士は力尽きた。
「そんな、博士まで」
「これで邪魔者は消えたな」
ムドエが嬉しそうな笑みを浮かべた。
SF
公開:20/04/14 19:22
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