1年前へのラブレター
6
3
貴女と会ったのは、今から一年前。
僕たちが初めて会ったのは、僕が高校1年生の時でしたね。貴女は僕よりも一つ上で、素敵な女性だったのを覚えています。
艶やかな黒髪が風に揺られるたびに、僕は貴女から目が離せませんでした。
教室の窓から外を見ている貴女の横顔から貴女がこちらに視線を向けるまで、逸らすことなんてできずに。
僕は奥手で、貴女から話しかけられなければ会話も碌にできない臆病者で。
女友達とは気軽に話せるのに、貴女を目の前にしてしまうと、何故か口が回らなくなり、うまく話せなくなってしまいました。
周りから見れば随分とわかりやすかった僕の貴女への感情に、僕は気が付けないでいました。
ずっと、この時間が続けばいいのにとも思っていました。
それが、馬鹿だった。
貴女が学校の屋上から飛び降りたと聞いた時。
僕は頭を殴られたような衝撃と共に、漸く気が付いたんです。
僕は貴女に恋をしていました。
僕たちが初めて会ったのは、僕が高校1年生の時でしたね。貴女は僕よりも一つ上で、素敵な女性だったのを覚えています。
艶やかな黒髪が風に揺られるたびに、僕は貴女から目が離せませんでした。
教室の窓から外を見ている貴女の横顔から貴女がこちらに視線を向けるまで、逸らすことなんてできずに。
僕は奥手で、貴女から話しかけられなければ会話も碌にできない臆病者で。
女友達とは気軽に話せるのに、貴女を目の前にしてしまうと、何故か口が回らなくなり、うまく話せなくなってしまいました。
周りから見れば随分とわかりやすかった僕の貴女への感情に、僕は気が付けないでいました。
ずっと、この時間が続けばいいのにとも思っていました。
それが、馬鹿だった。
貴女が学校の屋上から飛び降りたと聞いた時。
僕は頭を殴られたような衝撃と共に、漸く気が付いたんです。
僕は貴女に恋をしていました。
恋愛
公開:20/04/13 14:46
更新:20/04/13 15:43
更新:20/04/13 15:43
二の足を踏む
あまり文章を書くのが得意ではないのですが、出来る限り投稿していきたいと思っています。
よろしくお願いします。
ログインするとコメントを投稿できます