サイキックマスター城ケ崎ミチル その2
1
4
ミチルの拳が炸裂する!
「がはっ!」
ミチルのハイキック!
「ぐふっ!」
そして往復ビンタ!
「うひょーっ♡」
ピタリ、とミチルの手が止まった。
「ぬうっ!? 何故攻撃をやめる!?」
――あれ? 今こいつ何か。
「さあ! もっと打ってこい!」
「いや、ちょっと待って」
「なんだ」
「一旦離れよう。はい、一旦離れて」
「どうした」
「いいから、動かないで」
訝し気な顔のムドエと充分な距離をとると、ミチルは呼吸を整える。
「今あんた、悲鳴にハートマーク付いてなかった?」
「なんのことだ」
――気のせいだろうか。
いいえ、何かがおかしい。
ミチルは、自分の中に妙な違和感を感じていた。
「いつまでこうしているつもりだ!」
ムドエが焦れたように言った。ハアハアと相変わらず息が荒い。
――ううん、今はやるしかない。
「たあっ!」
ミチルが駆け出したそのときである。
「ミチルー!」
「タケル兄さん!」
「がはっ!」
ミチルのハイキック!
「ぐふっ!」
そして往復ビンタ!
「うひょーっ♡」
ピタリ、とミチルの手が止まった。
「ぬうっ!? 何故攻撃をやめる!?」
――あれ? 今こいつ何か。
「さあ! もっと打ってこい!」
「いや、ちょっと待って」
「なんだ」
「一旦離れよう。はい、一旦離れて」
「どうした」
「いいから、動かないで」
訝し気な顔のムドエと充分な距離をとると、ミチルは呼吸を整える。
「今あんた、悲鳴にハートマーク付いてなかった?」
「なんのことだ」
――気のせいだろうか。
いいえ、何かがおかしい。
ミチルは、自分の中に妙な違和感を感じていた。
「いつまでこうしているつもりだ!」
ムドエが焦れたように言った。ハアハアと相変わらず息が荒い。
――ううん、今はやるしかない。
「たあっ!」
ミチルが駆け出したそのときである。
「ミチルー!」
「タケル兄さん!」
SF
公開:20/04/13 19:19
ログインするとコメントを投稿できます