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旅の途中、俺はとある街へと立ち寄った。その街は毎日ヒーローが現れるという事で有名な街だ。
しかし、見渡す限り、街の住民は皆浮かない顔をしているように見える。
「どうしたんだい? 浮かない顔して。今日もヒーローが大活躍したんだろ?」
俺の質問に住民は俯きながら答える。
「あぁ、そうだな。でも、ヒーローなんかいらないよ。はぁ、隣街が羨ましい」
ヒーローに助けて貰いながら、なんて理不尽な奴だ。それとも隣街には、もっと偉大なヒーローがいるのだろうか?
俺は、住民の言葉が頭から離れず、隣街へと足を運んだ。
この街の住民は皆笑顔で街も活気がある。まさに平和を絵に描いたような街だ。
しかし、変だ。ヒーローの銅像一つも無い。
俺は不思議に思い、辺りを見渡すと一つの看板に目が止まった。そこには、こう記されている。
(ここは、ヒーローのいない街。そして、悪者もいない街)
しかし、見渡す限り、街の住民は皆浮かない顔をしているように見える。
「どうしたんだい? 浮かない顔して。今日もヒーローが大活躍したんだろ?」
俺の質問に住民は俯きながら答える。
「あぁ、そうだな。でも、ヒーローなんかいらないよ。はぁ、隣街が羨ましい」
ヒーローに助けて貰いながら、なんて理不尽な奴だ。それとも隣街には、もっと偉大なヒーローがいるのだろうか?
俺は、住民の言葉が頭から離れず、隣街へと足を運んだ。
この街の住民は皆笑顔で街も活気がある。まさに平和を絵に描いたような街だ。
しかし、変だ。ヒーローの銅像一つも無い。
俺は不思議に思い、辺りを見渡すと一つの看板に目が止まった。そこには、こう記されている。
(ここは、ヒーローのいない街。そして、悪者もいない街)
その他
公開:20/04/12 13:55
多くは語らぬ世の情け、見て感じ取り、考えよ!
次世代喜劇の執筆家、恋するメンチはカツの味!
恋メン劇場いざ、開演!!
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