サイキックマスター城ケ崎ミチル その1
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サイキックマスターこと城ケ崎ミチルは、宿敵のムドエと激しい戦いを繰り広げていた。
「はあっ!」
ドガッ!
ミチルの繰り出した拳がムドエのボディにめり込む。
「ぐはっ!」
衝撃で後方へ吹き飛ぶムドエ。
――手応えあった!
ミチルがそう思ったのも束の間、ムドエは何事もなかったようにスクッと立ち上がった。
「なにっ!?」
「ははは! 貴様の力はその程度か!」
――そんな。
ハアハアと肩で息をしながら、ミチルは呆然と立ち尽くした。
「どうした! もう終わりか!」
挑発するように言うムドエを、ミチルはキッと睨みつける。
――私よりずっと強いタケル兄さんならこんな奴。
「さあ! かかってこいミチル!」
――諦めちゃダメだ。せめて、タケル兄さんが来るまで時間を稼がないと。
よく見ると、ムドエもハアハアと息が荒い。決して効いていないわけではないのだ。
ミチルは力を振り絞って、再びムドエに向かっていった。
「はあっ!」
ドガッ!
ミチルの繰り出した拳がムドエのボディにめり込む。
「ぐはっ!」
衝撃で後方へ吹き飛ぶムドエ。
――手応えあった!
ミチルがそう思ったのも束の間、ムドエは何事もなかったようにスクッと立ち上がった。
「なにっ!?」
「ははは! 貴様の力はその程度か!」
――そんな。
ハアハアと肩で息をしながら、ミチルは呆然と立ち尽くした。
「どうした! もう終わりか!」
挑発するように言うムドエを、ミチルはキッと睨みつける。
――私よりずっと強いタケル兄さんならこんな奴。
「さあ! かかってこいミチル!」
――諦めちゃダメだ。せめて、タケル兄さんが来るまで時間を稼がないと。
よく見ると、ムドエもハアハアと息が荒い。決して効いていないわけではないのだ。
ミチルは力を振り絞って、再びムドエに向かっていった。
SF
公開:20/04/12 21:47
全11回
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