たけのこ
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彼女を小料理屋に連れていくとお通しで出て来た筍の刺身に凄く驚いてた。
「筍って実は土の中を泳ぐ魚の一種なんだ」
彼女は僕の嘘を信じ「凄い凄い」と大はしゃぎ。周りのお客さんも笑っている。
「お嬢さん。新鮮な筍、取ってみたくありませんか?」
店の大将が彼女に声をかけてきた。彼女は「やってみたい」と答え、大将と店の奥へと消えていく。僕も急いで後を追った。
彼女は大きな銛を持っていた。
「いいですか。勝負は一瞬ですぜ」
彼女は真剣な眼差しで地面を見つめ、大将の「今だ!」の声に銛を全力で地面に突き落とす。
銛を引き上げるとその先端で筍がピチピチと跳ねていた。
「良い筍だ」
大将は感心し、彼女はその釣果を僕に見せつけた。
「ねぇ、オジサン!あれ何?」
彼女は地面に糸を垂らす人達を指さした。
「あれは筍釣りだよ。ああするとワカサギみたいにたけのこの里が釣れるんだ」
見れば本当にあのお菓子が釣れていた。
「筍って実は土の中を泳ぐ魚の一種なんだ」
彼女は僕の嘘を信じ「凄い凄い」と大はしゃぎ。周りのお客さんも笑っている。
「お嬢さん。新鮮な筍、取ってみたくありませんか?」
店の大将が彼女に声をかけてきた。彼女は「やってみたい」と答え、大将と店の奥へと消えていく。僕も急いで後を追った。
彼女は大きな銛を持っていた。
「いいですか。勝負は一瞬ですぜ」
彼女は真剣な眼差しで地面を見つめ、大将の「今だ!」の声に銛を全力で地面に突き落とす。
銛を引き上げるとその先端で筍がピチピチと跳ねていた。
「良い筍だ」
大将は感心し、彼女はその釣果を僕に見せつけた。
「ねぇ、オジサン!あれ何?」
彼女は地面に糸を垂らす人達を指さした。
「あれは筍釣りだよ。ああするとワカサギみたいにたけのこの里が釣れるんだ」
見れば本当にあのお菓子が釣れていた。
公開:20/04/11 19:37
元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。
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