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それはある日突然、湧き出ててきた。そこは荒れ果てた土地。数少ない民族が細々と暮らすだけの土地。そんな土地に、神は何を思ったか黒い液体を遣わした。地面の割れ目から突然噴き出す謎の液体。民族は恐れ、神の怒りと解釈し生け贄を捧げたりもしたがその黒い液体は止まることを知らず噴き出し続ける。民族は恐れその液体の独特の匂いに荒れ地を去る獣を追ってその地を離れた。逃げた民族は恐れながらも謎の液体を語り継ぎ、現代まで継承された。20○○年。現代の文化に混じりつつも荒野に暮らす民族に、企業の者が訪れてきた。企業の使いは古い伝説を聞くために大金を惜しまない。そこまで興味を持つならと村の若者が其処へ案内することにした。その若者も一度行ったことがある。不気味で臭かった何が良いのか。しかし企業の者は狂喜乱舞の様相だ。「今後100年のエネルギー界の覇権はうちの物だー!石油万歳ー!」セキユ?若者は困惑するばかりだった。
ファンタジー
公開:20/04/11 18:44
更新:20/04/11 18:47
更新:20/04/11 18:47
伝説
楽しんで書きたいです
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