ねじれた道

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私は今年で二十歳になり、お酒が飲める歳になった。

だから昨日の飲み会ではじめてお酒を飲んだ。

はじめて飲んだお酒は刺激的で、辛くて、でも

甘さも感じる不思議な味だった。

飲んでいくうちに頭の中がふわふわしてきて、

目の前がぼんやりしてきた。

その後、自宅まで歩いて帰っていたら

突然世界がねじれた。

電柱と道路が斜めになって、私は混乱した。

歩くとき自分の体が落ちそうで、一歩歩くのも

大変だった。

次の日同じ道を通ったとき、元通りの道に

戻っていた。

「これが酔うってことだよ」

「じゃあ、私はお酒を飲んでいないのに

酔っているんでしょうか」

「は?」

「この部室、上下反転しているの、

気がついてます?」

その時、私が気がついた。

私たちの足元に蛍光灯があり、天井に椅子と

テーブルがあることに。
ファンタジー
公開:20/05/25 06:45
更新:20/05/25 06:46

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