小説家の猫

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私は小説家に恋をした猫である。
少し太り気味の猫である。
誠にお恥ずかしいことだが一人、いや一匹では餌を捕ることもできやしない。
とても可哀そうな猫なのである。
そんな駄目な所もこの小説家とやらは可愛く感じている様である。
この飼い主はほとほと変わっているのである。
猫というもの一匹で鼠の二、三匹あっという間に捕まえるものである。
まぁそれだけの話だ。
特段何かある話ではない。

今日もいい天気だ。
散歩に行こう。
いや、今日もまた小説家のあぐらの上で休むとしよう。

ほらね、本当にオチはない。
その他
公開:20/05/24 10:50
更新:20/05/24 22:07

瀬木創

https://mobile.twitter.com/showsetsuka
ギターで作詞作曲、弾き語りをしていますが限られた長さで表現するのは同じように感じ文字だけで表現することも素敵だと思い書いています。
永遠の小説家見習いです。
よろしくお願いします。

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