カッコウ着

2
3

学校行きたくないなぁ…今日の給食は嫌いな物。体育はマラソンだし、漢字テストもあるし、放課後には委員会の仕事もある。誰か代わってくれないかなぁ…
「代わってあげようか?」
振り向くと割烹着姿の女性がいた。気付かないうちに口に出ていたようだ。
「嫌な事、代わってあげるよ。はい。ランドセル貸して」
女性にランドセルを渡した。
「じゃ、行ってくるね」
…いやいや、あれで通用するわけないだろう!
私は急いで女性を追った。案の定、女性は校門の前で先生に止められていた。
ほら、やっぱり…なんて思っていたら私の友達と一緒に学校の中に入って行ってしまった。
うそ…本当に私の代わりになってくれるの?
休み時間、こっそりと学校に入った私は女性を呼び出した。クラスの皆は誰も私を気にも留めない。
「この郭公着はね。着ると他所の子に成り代われるの。これからは私が奥村奏よ」
そう言って、女性は私を屋上から突き落とした。
ホラー
公開:20/05/23 18:39
詳しくはカッコウの生態を確認

どんぐり三等兵

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容