ポカポカ電車
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「我が社のポカポカ電車。乗車率が良くありませんねえ」
「困ったものだ。このままじゃ廃線だ」
「上司!いいこと思い付きましたよ。今までのは体だけをポカポカさせるだけだったでしょう?新しい車両は心もポカポカさせる機能を付けるのですよ」
「ふむ、いい考えではあるが、それは費用がかかりすぎだろう。赤字になってしまう」
「そこは大丈夫です。心と言っても、寒くなった懐を気分だけポカポカさせて、素寒貧になるまで乗車し続けてもらうのですよ」
「おお、素晴らしいアイデアだ。しかし、利用者から反発を受けるのではないか?」
「はは、そこも大丈夫ですよ。『※心の冷たいお客様には効果が出ない場合が御座います』と一筆もうければ」
「困ったものだ。このままじゃ廃線だ」
「上司!いいこと思い付きましたよ。今までのは体だけをポカポカさせるだけだったでしょう?新しい車両は心もポカポカさせる機能を付けるのですよ」
「ふむ、いい考えではあるが、それは費用がかかりすぎだろう。赤字になってしまう」
「そこは大丈夫です。心と言っても、寒くなった懐を気分だけポカポカさせて、素寒貧になるまで乗車し続けてもらうのですよ」
「おお、素晴らしいアイデアだ。しかし、利用者から反発を受けるのではないか?」
「はは、そこも大丈夫ですよ。『※心の冷たいお客様には効果が出ない場合が御座います』と一筆もうければ」
ファンタジー
公開:20/05/23 17:47
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