悪魔との契約

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ある日、古書を開くとボンっという音と共に悪魔が現れた。
「人間よ、貴様の寿命と引き換えになんでも願いを叶えてみせよう。」
「あ、あの、私何もしてないんですけど。」
「貴様は召喚の条件を満たしたのだ。さあ、願え!」
仕方なく五億をお願いした。家に帰ると五億があった。しかも玄関前に。
置配かよと悪魔のガサツさに呆れて玄関に上がるとまた悪魔が現れた。今度は違う悪魔だ。
「人間よ、貴様の寿命と引き換えになんでも願いを叶えてみせよう」
「え、また?あ、もしかして絨毯が魔法陣になったとか?」
「貴様は召喚の条件を満たしたのだ。さあ、願え!」
私は五億をお願いした。目の前に五億が現れた。
ウキウキしてたら突然胸が苦しくなって目の前が真っ暗になった。

閻魔はまた頭を抱えた。奴らのせいで仕事が増える一方である。
「おい、司禄」閻魔は使者を呼んで詰めた。
「また、ポップアップ詐欺じゃ。早よ、取り締まれ。」
ファンタジー
公開:20/05/21 14:45

竜泉寺成田

物書きを目指している大学3年生です!
noteで短編を、Twitterでは140字小説を毎日投稿しているのでよかったら見てってください〜!!
ショートショートガーデンは思いつき次第更新します!難しい!いつかさわやかな作品を書きたい!
楽しんでもらえたら幸いです〜。
note:https://note.com/ryusenji_narita
Twitter:@ryusenji_narita

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