ゆめいろ
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「俺が今俺の夢枕に立っている」
夢の中で俺は自分の枕元に立って、俺の頭を見下ろしている。
「よく聞け。俺は今、人生の中で迷路に迷い込んでいる。正しい選択肢を選んで、正しい路を通らなければ、この迷路から抜け出ることはできない。実際に何度も路に迷ってきた俺だからこそ言えることなんだ」
夢の中での俺は酷く憔悴しきった様子。どうやら言葉通り何度も人生に迷って疲れているようだ。
「気を付けろ。これは人生だ。都合よく選択肢は用意されてない。一分一秒、呼吸をするかしないかさえ、選択の一つなんだ。だから、何度も言うぞ、気を付けろ」
俺は語気を強めて繰り返し言葉を紡いだ。
目を開けたら、そこには天井が見えていた。
一息ついて、スマホの画面を見る。そこに映っていたのは、俺だった。
俺が今俺の夢枕に立っている。そして、俺はそれを見つめる俺だった。俺は口に出して呟いた。
「俺が今俺の夢枕に立っている」
夢の中で俺は自分の枕元に立って、俺の頭を見下ろしている。
「よく聞け。俺は今、人生の中で迷路に迷い込んでいる。正しい選択肢を選んで、正しい路を通らなければ、この迷路から抜け出ることはできない。実際に何度も路に迷ってきた俺だからこそ言えることなんだ」
夢の中での俺は酷く憔悴しきった様子。どうやら言葉通り何度も人生に迷って疲れているようだ。
「気を付けろ。これは人生だ。都合よく選択肢は用意されてない。一分一秒、呼吸をするかしないかさえ、選択の一つなんだ。だから、何度も言うぞ、気を付けろ」
俺は語気を強めて繰り返し言葉を紡いだ。
目を開けたら、そこには天井が見えていた。
一息ついて、スマホの画面を見る。そこに映っていたのは、俺だった。
俺が今俺の夢枕に立っている。そして、俺はそれを見つめる俺だった。俺は口に出して呟いた。
「俺が今俺の夢枕に立っている」
SF
公開:20/05/19 20:24
なおみ いつる、です。
ツイッターでは「瀬々幾」と名乗っています。
一日一本を目安に書いていきます。普段は長編とか色々書いています。
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