饒舌な無口
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一人でいる人のことを見るのが、無性に好きだ。ボクはこのことを自覚する時、自分はもしかしたら変態なのかもしれない、と思う。
ボクが好きな人は、例えば、カフェでコーヒーを飲み、読書をしている女性。例えば、道端で豚まんを食べている男性。あ、隠すようにして食べていたら、なおいいね。ボクは、人の内面に興味があるんじゃないかと思ってる。だって、一人の時が、一番変なことを考えている、でしょ?
人は、読書をしながら、ウッフン、エッヘン、アッハン、と心の中で悶えているかもしれないし、豚まんを食べながら、風の中のすばるー砂の中の銀河ー、と心の中で中島みゆきの地上の星を歌っている可能性もある。
一人の時じゃないと、なかなかそんなこと考えないじゃない? そんなこと考える必要があるのか? と聞かれたなら、答えはI don't know!
あ、信号が青に変わった。ボクは何食わぬ顔をして歩き出すことにする。
ボクが好きな人は、例えば、カフェでコーヒーを飲み、読書をしている女性。例えば、道端で豚まんを食べている男性。あ、隠すようにして食べていたら、なおいいね。ボクは、人の内面に興味があるんじゃないかと思ってる。だって、一人の時が、一番変なことを考えている、でしょ?
人は、読書をしながら、ウッフン、エッヘン、アッハン、と心の中で悶えているかもしれないし、豚まんを食べながら、風の中のすばるー砂の中の銀河ー、と心の中で中島みゆきの地上の星を歌っている可能性もある。
一人の時じゃないと、なかなかそんなこと考えないじゃない? そんなこと考える必要があるのか? と聞かれたなら、答えはI don't know!
あ、信号が青に変わった。ボクは何食わぬ顔をして歩き出すことにする。
その他
公開:20/05/19 01:28
基本的に、無、です。
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