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男が二人、酒場で話していた。
まだ酔っていない男が言う。
「神と悪魔の大きな違いはどこだろうな?」
少し酔っている男が言う。
「ああ。悪魔は向こうからいろいろ話しかけてくるが、神はこちらから何を言っても返事もしてくれないことだ」
まだ酔っていない男がそう聞いて頷き、また質問する。
「似たところは?」
かなり酔ってきた男が言う。
「悪魔は自分の楽しみで人に困難を与えるが、神は「戒め」と言い換えて同じ困難を与えてくださるのだ」
それを聞いて、酔っていなかった男が言う。
「そうか……実は、きのう、神の声を聞いたんだ」
「なるほど、それについての俺の見解だが。本当になにか言っているのが聞こえたのなら、それは悪魔のささやきだ。そうじゃないと思うなら、風の音だと理解すべきだ。……おまえも相当、酔ってきたようだぞ」
まだ酔っていない男が言う。
「神と悪魔の大きな違いはどこだろうな?」
少し酔っている男が言う。
「ああ。悪魔は向こうからいろいろ話しかけてくるが、神はこちらから何を言っても返事もしてくれないことだ」
まだ酔っていない男がそう聞いて頷き、また質問する。
「似たところは?」
かなり酔ってきた男が言う。
「悪魔は自分の楽しみで人に困難を与えるが、神は「戒め」と言い換えて同じ困難を与えてくださるのだ」
それを聞いて、酔っていなかった男が言う。
「そうか……実は、きのう、神の声を聞いたんだ」
「なるほど、それについての俺の見解だが。本当になにか言っているのが聞こえたのなら、それは悪魔のささやきだ。そうじゃないと思うなら、風の音だと理解すべきだ。……おまえも相当、酔ってきたようだぞ」
その他
公開:20/05/19 06:04
読んでいただきありがとうございます。(・ω・)/
ここに投稿する以外にも、自分のブログに同時掲載しているときがあります。
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