バスダイビング

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お風呂一緒に入ろ。背中流してアゲる。

カイトは、ナギサの突然の申し出に戸惑ったが、
胸の鼓動を悟られぬよう応えお風呂場へ。

カイト。子供のころ家族と入ってた?
うん。小3までアニキと毎日。

へぇ。何か遊んでた?
湯舟で長く潜る競争してた。あと、両手とか洗面器を裏返しにして空気を作ってオナラって言ってゲラゲラ笑ってた。

それ、私も。
アハハ、一緒だね。
ねぇ。潜り競争しようか。
いいよ。オレ結構自信あるよ。
始めるよ。せーの。

カイトは本気で潜った。
時間と共に、深海に潜る感覚になった。30M、50M、100M。
深くなるにつれ、過去が見えてきた。
あ。アニキだ。へぇ、ナギサもお父様と一緒に…。
ここは...? 母の胎内?
更に先が?と思った瞬間、息の苦しさに気づき慌てて上がった。

ヤルじゃん。
ナギサは最高の笑顔で迎えてくれた。
「ただいま」、思わず呟いた。

そして二人は…
ファンタジー
公開:20/05/17 12:42

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