イタコのお姉さん2
30
15
仙道霊香の元に17歳の女子高生が依頼に来た。
「私の死んだ彼氏、隼人君に会いたいんです」
強い未練を感じる声。
「人間ですか?」
「人間です」
霊香は頷くと彼女の切なる想いに応えるため儀式を始めた。
「悲せちまってゴメンな」
「隼人君…なの?」
すると霊香は優しい瞳で依頼主を壁ドンした。
「涙を拭けよ。天国でまた会えるさ」
「だったら、私も天国に行く!」
霊香は依頼主のあごをくいっと持ち上げた。
「待ってるぜ」
優しい接吻。
降霊術が終わっても依頼主は泣き続けていた。
「ありがとうございました」
霊香は少し心配になって、立ち去る依頼主の腕を掴んだ。
「あの、自殺なんて考えてませんよね?」
「大丈夫ですよ」
依頼主は乙女ゲームのパッケージを見せた。
「これが私の見たかったエンディングだったんです!」
ズコーっと霊香はずっ転んだ。
「実在する人間でお願いします!」
霊香の多難な日々は続く!
「私の死んだ彼氏、隼人君に会いたいんです」
強い未練を感じる声。
「人間ですか?」
「人間です」
霊香は頷くと彼女の切なる想いに応えるため儀式を始めた。
「悲せちまってゴメンな」
「隼人君…なの?」
すると霊香は優しい瞳で依頼主を壁ドンした。
「涙を拭けよ。天国でまた会えるさ」
「だったら、私も天国に行く!」
霊香は依頼主のあごをくいっと持ち上げた。
「待ってるぜ」
優しい接吻。
降霊術が終わっても依頼主は泣き続けていた。
「ありがとうございました」
霊香は少し心配になって、立ち去る依頼主の腕を掴んだ。
「あの、自殺なんて考えてませんよね?」
「大丈夫ですよ」
依頼主は乙女ゲームのパッケージを見せた。
「これが私の見たかったエンディングだったんです!」
ズコーっと霊香はずっ転んだ。
「実在する人間でお願いします!」
霊香の多難な日々は続く!
その他
公開:20/05/16 12:54
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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