一攫千岩

ある日、友人から「金もダイヤも採れる、夢のような洞窟がある」と聞き、その洞窟へ赴いた。
その洞窟の入り口には黒人の門番がいた。
「Hey！youもこの洞窟に挑戦するデスカ？」
と話しかけてきた。「もちろん」と答え洞窟に入った。中で見つけた鉱石をカチ割るとなぜかコインが入っていた。
「このコインは何に使うのだろう？」
その他、なんの成果もなく入り口に戻ると、喪服に着替えた黒人がまた話しかけてきた。
「youはラッキーね。こちらに来るネ」
と謎のマシンの前に案内された。
そこには数日前の日付で、「○○様ダイヤモンドゲット！」と友人の写真が貼ってあった。
「このガチャにさっきのコインを入れるネ。何か石や岩が出てくるネ」
私はコインをガチャに入れた。
賑やかなダンスビートが流れた。
上から溶岩が降ってきた。

そういえば溶岩も岩か…。

最期にそう思った。
なぜか黒人が棺桶を持ってダンスしていた。