目に染みるコンプレックス

自分はよく変わってるねって言われる。
理由は天の邪鬼な涙脆さと笑い上戸。
それはみんな笑っている時泣き、みんなが泣いてる時笑う。
よく家族からも気持ち悪いと、言われるけどまさにその通りさ。
自分は空っぽ。コミュニティの逆張りして目立ちたがりたいだけ。感情のシーソーゲーム。
でも君は、それも悪くないよねって言ってくれたね。あの時は自分の感情が、表情がわからなかったよ。
君と出会ったのは、みんなが君が嘲笑い、それを見て自分が泣いてた時だった。
君は優しい人と言ったけど、自分はみんなと一緒、いや嘘つきでみんなより最低だった。
それからは自分からみたら特別で、みんなからした凡庸な日常の連続。
でも自分のこの性分でズレができて、別れの時がきたね。
君との別れの時、君は泣いていた。
いっそのこと笑って、別れようとした。
君との嫌な思い出を思い出して。でも。
君の笑顔しか、良い思い出しか、浮かばない。