来世占い

「あなたの来世は・・・」
「ゴクリ(ﾟＡﾟ;)」
「あなたの来世は・・・、現世とさほど変わらないでしょう」
「・・・は？」


週末。
僕は友達2人と居酒屋へ。
話のネタに、先日やった来世占いの結果を伝えた。
「な、つまんないだろ」
「普通どんなもん？」
「知らない」
「それ鑑定料いくら？」
「1000円」
「ならそんなもんだろ」
「んー、まあ、そうか」
その話題はすぐに尽き、いつものごとく仕事の愚痴、将来の不安などの話をしながら酒を鱈腹飲んだ。
締めのラーメンにも行った。
「うめぇ！」
「だろ。この前見つけたんだ」
「また太るな、これ」
「うん。でもまあ、いいって（笑）」

夜中3時。
男3人ダラダラと帰り道を歩く。
「じゃあ、俺こっちだから」
僕は2人とは別の道へ。
「またな」
「気をつけて」
「おう」

「・・・」
1人歩いていて思った。
占い通りで良いけど、あいつらもいてほしいと。