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西洋館を後にした俺は良行君を迎えに児童クラブへ向かった。
そこには予想通り、硬い表情の良行君が待っていた。自分の代わりに俺が迎えに行くと聞かされた優介君から、決して幽霊の事を話さないようにと口止めされているのだろう。
良行君と帰宅すると俺は仏壇に手を合わせて話し始めた。
「お母さん。いつも見守ってくれてありがとうございます。でも、今、優介君がとても辛そうなんです。僕と良行君に優介君を助ける力をください」
振り返ると良行君は驚いた表情だった。
「良行君。同じ部屋でいつも寝てるから、毎晩、お兄ちゃんが夢の中で泣いてるのを知ってたんだろう? 僕も昨日、知ってしまったんだ。なんとか優介君を助けてあげたい。協力してほしいんだ」
良行君は泣きながら頷いた。
そして塾の個人ロッカーに大事な手紙をしまってあるという事を教えてくれて2人で取りに行った。それからしっかりと自分の想いも話してくれた。
そこには予想通り、硬い表情の良行君が待っていた。自分の代わりに俺が迎えに行くと聞かされた優介君から、決して幽霊の事を話さないようにと口止めされているのだろう。
良行君と帰宅すると俺は仏壇に手を合わせて話し始めた。
「お母さん。いつも見守ってくれてありがとうございます。でも、今、優介君がとても辛そうなんです。僕と良行君に優介君を助ける力をください」
振り返ると良行君は驚いた表情だった。
「良行君。同じ部屋でいつも寝てるから、毎晩、お兄ちゃんが夢の中で泣いてるのを知ってたんだろう? 僕も昨日、知ってしまったんだ。なんとか優介君を助けてあげたい。協力してほしいんだ」
良行君は泣きながら頷いた。
そして塾の個人ロッカーに大事な手紙をしまってあるという事を教えてくれて2人で取りに行った。それからしっかりと自分の想いも話してくれた。
ミステリー・推理
公開:20/05/16 12:00
更新:20/05/26 12:30
更新:20/05/26 12:30
立中森一(たてなかしんいち)
推理物シリーズ
創作活動はこちらのショートショートガーデンが初めてです。令和元年12月31日から投稿開始しております。
勉強になりますので、どのようなことでもお気軽にコメントいただけると嬉しいです。厳しいご意見もお待ちしております。
どうかよろしくお願いいたします。
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